本芝町会の歴史 |
「本芝町会」は東京都港区芝4丁目にあります。 江戸時代東海道の整備によって「柴村」は急速に発展、「柴町・芝町」とも呼ばれ、周辺地域も「芝」と呼ばれるようになりました。寛文2年(1662年)町奉行支配となり本芝7ヶ町が成立しました。(本芝一〜四丁目、本芝入横町、本芝下タ(した)町(まち)、本芝材木町) |
本芝について |
東京都港区芝4丁目は、昭和39年の住居表示実施前まで本芝1〜4丁目という町名が使われていました。「本芝」という呼び方は、芝の中でも江戸時代よりも昔から開けたところで本来の芝という意味で本芝と呼ばれました。 |
江戸時代にはこの付近一帯の海岸は「芝浜」と呼ばれ、その中に「雑魚場(ざこば)」と呼ばれる魚市場がありました。小魚や魚介類などが豊富に水揚げされ、「芝肴(しばざかな)」と呼ばれ江戸の人々に賞味されました。落語「芝浜」の舞台としても有名です。 |
昭和38年雑魚場で現在の本芝公園 江戸末期以降には漁獲量も減り、 周辺の湾岸も徐々に埋め立てられ、昭和45年には遂に雑魚場のあった海岸も完全に埋めたてられました。現在ではその跡に本芝公園があります。 |
史跡・旧跡 |
御穂鹿嶋神社 場所:東京都港区芝四丁目15−1 もとはそれぞれ別の神社であった御穂神社と鹿嶋神社が合祀されて御穂鹿嶋神社となっています。御穂神社は文明11年(1479)、鹿嶋神社は寛永年間(1624〜44)の創祀と伝えられています。 |
江戸時代に氏子より奉納されたものと思われ水準点が刻み込まれている。 |
江戸時代に本芝四丁目の氏子が奉納したもので狛犬同様、往時の物を移築したものです。 |
昭和39年ごろまでは神社の前まで波打ち際で雑魚場として江戸前の魚が上がる場所で有名でした。西郷隆盛も船で薩摩屋敷に向かう時にはこの場所から陸に上がったかも知れません。 |
薩摩蔵屋敷跡 場所:東京都港区芝5-20-20 現在では第一田町ビルの建っているこのあたりは江戸時代は松平(島津)薩摩藩所有の蔵屋敷でした。慶応4(1868)年3月14日、幕府の陸軍総裁・勝海舟がこの蔵屋敷に西郷隆盛を訪ね、江戸開城に向けて最終交渉を行ったことから、「江戸開城 西郷南洲・勝海舟会見之地」の石碑を本芝町会設立15周年記念として建てられました。なおこの書は西郷隆盛の孫の西郷吉之助によるもの上記白黒写真にもご本人が写っています。探してみてください隆盛に似てますよ。 |
石碑の裏 本芝町会がこの碑を建立したいきさつが彫ってあります。 |
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正念寺の山門です。この町会内に残る唯一の木造の門です。 |
これも町内唯一の井戸となりました。 |
ビルに建て変わり、昔の面影は門柱の名跡だけですが、誰でも利用できる葬祭場として「三千会館」を併設しています。 |
壁画と本堂内部の装飾が綺麗なお寺です。 |
このお隣にはお地蔵様が立っておられます。 |
神社前にあり昭和53年芝濱囃子設立20周年を記念して建立したもので、題字は寄席文字の大家「橘右近」によるものです。 |
元は芝4−4にあった交番の脇に昭和30年ごろ国旗掲揚塔して再建したものです。現在は神社の脇に移築いたしましたが、よく見ましたら碑の脇に昭和10年本芝神輿会建立と書いてありましたので、由緒については調べてみます。 |
現在も旧御穂神社跡にありお守りいただいております。2009年5月29日に鳥居を設置し再建しました。 |
芝4−4の新築のサンライズ長井ビル1階にありガラスケースに入った綺麗なお稲荷様です。長井家によりお守りしていただいていますが、地域の守り神でもあります。いつでもお参りしてください。 |
現在も旧御穂神社跡にありお守りいただいております。2009年5月29日に鳥居を設置し再建しました。 |
祭礼手拭コレクション |
今年は紺でした。 青年部さんからの要望でした。 紺は色合いが難しいのですが。 ぴったりの濃淡で自慢の手拭になりました。 専門家の佐藤商店さんに全部お任せでした。 |
祭礼の手拭はずっと足立区谷中の佐藤商店さんです。 今年は金型を新しくして発色が以前よりきれいです。 今年は山吹色(やまぶきいろ)に黒です。 初めての色でしたが大好評でした。 いい色です。 |
祭礼の手拭は今年も足立区谷中の佐藤商店さんです。 今年は浅葱色(あさぎいろ)に紫です。浅葱色は新撰組の色です。 紫の染めは多少値段がかかりました。 2年ぶりの神輿・山車が町内を巡行します。 |
祭礼の手拭は足立区谷中の佐藤商店さんにずっとお世話になっています。 今年は新宮神輿ですので明るい色にしようということになり、花見の会の日に役員が集まった際決定しました。 からくれない地に本芝はとびいろを使用しています。 赤と黒では決してありません。 こだわりを感じていただけますか。 |
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